住まいも健康診断が必要です。

ご入居時と比べて、年月を経て住まいに使いずらさや、ご不安を感じることはありませんか?考えられる原因は二つあります。一つは、住まいの設備が老朽化することによって、不便さや不安を感じることがあります。また、家を建てた時とは、家族構成も変わり使わない部屋が納戸のようになったり、断熱性能の低さにより、夏は暑く、冬は寒く感じて不快な気分になります。また、体の変化より、若い頃のようには動けなくなり知らず知らずのうちに住まいが使いづらくなり不安を感じるからです。

日本の平均寿命は大幅に伸びました。ご自身の健康に気を配るのはもちろんですが、住まいも新築してから、20年、30年、40年と月日を積み重ねても安心、安全そして便利に暮らせるのが理想と言えます。これまで、日本の住まいの平均寿命は27年でした。アメリカは60年イギリスは約80年です。日本の住まいも長寿命化を考えるべきではないでしょうか?

住まいの長寿命化と、いつまでも安心、安全そして便利な暮らしを実現するためには、日常生活に大きく関りのある住まいの空間(水廻り、寝室、子ども部屋)のリフォームがあります。住まいの空間の現状がどのような状態であるかを調べれば、いつまでも安心、安全、便利な暮らしと住まいの長寿命化を実現する、具体的な方法が見つかります。

あいビルドでは、昭和56年6月以前に建築された木造住宅には、耐震診断をお勧めしています。診断結果によっては、補助を受けて耐震補強を考えることもできます。

もう一つは断熱性能の向上をお勧めしています。

当店が実行している「住まいの健康診断」では、いつまでも安心、安全、便利な暮らしと住まいを長寿命化の実現するために、住まいの空間を診断し、性能のレベルアップが必要な箇所とリフォームの方法をご提案致します。
いますぐでなくても、やがてリフォームが必要になった時の参考になります。
ぜひ、住まいの健康診断をお受けください。

子供世帯と親世帯との距離間、親世帯に見られたくない場所とは・・・

親子世帯間の交流意識の調査では、住まいの距離によって違いがあるようです。まず、一体同居では同世帯の生活は一緒であるのに対して、二世帯同居では、生活のすべてが別、交流が盛ん、お隣さん感覚という方が大半をしめるようです。近居、準近居の交流意識も二世帯同居とよく似ており、近居や準近居の家づくりにも二世帯同居と同じ設計要件が生かせることがあるようです。また、家づくり検討において住む場所を決める際には、交流意識の視点からそれぞれの家族に適した住まいの距離を検討することも有効と言えるようです。

近居する人に、同居を感じる不安を聞いてところ、干渉がいや、何かと気を遣うなどが上位に挙げられ、そのために近居を選ばれた方も多いといえます。近居にしただけでは、同居に感じる親子関係の不安がすべて解消されるわけではありません。近居している子世帯の妻に、親との関係に感じている問題を聞いたところ、一緒にすんでいないにも関わらず、何かと気を遣う、親に干渉されるなど同居における嫁姑問題のような問題を感じていることが分かりました。近居の家づくりや親子関係でも二世帯同居をする際の心構えと同じように、近居するためのコツがあるようです。

親の訪問サポートを前提とした住まいの設計要件を探るため、実際にサポートを受けている子世帯と、サポートをしていろ親世帯を対象に調査したところ、家事サポートは近居の4割、遠居の5割が受けており、子育てのサポートすべての子世帯が受けていることが分かりました。子育てサポートの内容としては、子供の病気時の対応、遊び相手、食事の世話などが上位に上がるとともに、保育園の送り迎えなど、保育園に入るだけでは、解決しない内容も含まれます。また、家事サポートは、多くが母親であるのに対し、子育てのサポートは、項目によって父親もサポートしていることも特徴の一つです。

親が子世帯をサポートする理由の一つは、仕事と家事の両立を助けたい、その他孫に会いたい、生活の張り合いなど自分自身の楽しみに類する回答も挙げられました。また親世帯も訪問時の心掛けとしては、子世帯のライフスタイルを尊重するなど、子が親を思い配慮、尊重している様子がうかがえます。

親から訪問で家事や子育てサポートを受けている子世帯が、親に見られたくない場所に一位は、夫婦の寝室ですが、特に近居世帯の妻は「洗面所や風呂場」という水回りを見られたくない割合が3割に上りますが、親世帯は水まわりにあまり気を遣っておらず、このようなギャップに配慮することが円満な訪問サポートにつながると考えられます。

「同居・近居・遠居」における親サポートの実態を調査 ~共働き子育て家族の家づくりに二世帯ノウハウで新たな提案~より抜粋
旭化成ホームズ株式会社様

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平屋住宅選択の理由、上位はワンフロア、コンパクトな間取り、庭の充実!!

平屋住宅を選択する理由は、
「階段の上下移動がない」
「ワンフロア」
「コンパクトな間取り」がトップ3に――こうした平屋住宅に対するニーズを
積水化学工業住宅カンパニーの調査研究機関である住環境研究所がまとめました。

この調査は全国に居住する30歳から69歳の男女1050人に対、平屋住宅に対する意識やニーズを聞いたものです。

「老後の理想の住まい」について聞いたところ、
「平屋(1階建て)」は23.5%で、
「マンション」(34.5%)、
「戸建て(2階建て以上)」に続いて3番目。

しかし、これを年齢別でみると
「平屋(1階建て)」は50歳代では28.8%、
60歳代では27.2%となり、年齢が高い層の割合が増えます。

平屋住宅を選択した理由をみると、
トップは「階段の上下移動がない」で51.8%。
「同一階で(ワンフロア)で生活できる」49.2%、
「コンパクトな間取り」38.7%、
「庭が楽しめる」32.8%、
「掃除や家事が楽}26.6%、
「日当たりはよい」21.7%、
「通風が良い」20%、
「思い通りの間取りがとれる」18.3%、
「地震に強い」16.5%、
「土地に愛着がある」13.3%
の順となりました。

「コンパクトな間取り」38.7%、
「庭が楽しめる」32.8%、
「掃除や家事が楽」26.6%と続き
ワンフロアでコンパクトな間取りという平屋住宅のイメージや特長が支持されていることがうかがえます。

平屋選択者にあらかじめ設定した12項目の住まいについての関心の有無を聞いたところ、関心が高い項目は
「自分の趣味を楽しめる空間や設備のある住まい」64.5%、
「オープンキッチンとダイニングが庭と連続した住まい」61.9%、
「庭が充実した住まい」59.2%
「広縁のある住まい」52・6%
が上位でした。

また、平屋選択者の世代別に求める住まいや仕様・間取りについて聞いたところ、30~40 代では
「オープンキッチンとダイニングが庭と連続」67.9%
「親族が泊まれる部屋」58.2%、
「軒下が大きく張り出し半屋外空間」55.2%、
「広い土間のある住まい」53.5%、
60代では
「庭が充実した住まい」71.7%、
全世代共通して「自分の趣味が楽しめる空間のある住まい」で人気が高くなっていました。

2)取り入れたい設備について(平屋選択者)
平屋選択者が取り入れたい設備では、
「流すだけ浴槽」45.8%
「バリアフリー仕様」38.2%
「全館暖房」37.5%
「洗濯物も干せて便利な縁側空間」33.4%
「60 年間メンテナンス不要」(32.5%
が上位になりました。

世代別には30~40 代では「みんなの収納」、「キッチンパントリー」、「洗濯物も干せて便利な縁側空間」、「60 年間メンテナンス不要」など、家事を効率的に行う設備や維持管理が楽な項目が上位にきます。
50 代では上位5項目は全体と同じでしたが、6位以降に「アウトドアテラス」、施解錠を確認できる」など、便利で生活を楽しむ設備が選択されています。
60 代では「全館温熱管理」、「バリアフリー仕様」、「ほこり吸引機能」など、健康予防に関する設備がそれぞれ選択されており、
世代によって住まいに求めることが違うことがうかがえます。

~住環境研究所 「平屋住宅に関する調査2015」~より抜粋

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住まいはメンテナンスサイクルの時期を合わせることが重要!!

住まいの新築を考えるとき、長持ちする素材で構成された住まいは、快適さだけでなく、将来掛るメンナンス費用が、少なくてすむとだれもが疑うことはないでしょう!!ですから、住宅のカタログ誌などは、このことを強く協調しています。
しかし、部材の耐久年数は、長ければ良いとはいえない部分があります。住まいは、長い月日の中で、その交換や手入れは定期的に複数回必要になります。その内容は、中規模改修では、外部のコーキングの打ち替えや外壁塗装、屋根葺き材の再塗装や外部板金の再塗装があり、大規模改修では、屋根材の交換、下葺材の交換、外壁材の交換・透湿防水シートの交換・外部金属部の交換、下地材の再施工が挙げられます。仕上げ材は、いつでも時期がくれば、改修や交換ができますが、下地材を交換するには、その上なる仕上げ材を壊さなくてはなりません。

下地材の寿命がその上にくる仕上げ材の寿命に影響を与えることになります。

屋根材の下葺き材や、外壁の下地材の透湿防水シートの寿命は30年と言われていて、そのため30年を大規模メンテナンスの1サイクルを考えることが必要です。つまり、30年を目安に仕上げ材や下地材も全部改修が必要になってくるのです。それ以上の耐久年数は必要ないということになります。
次に、この30年を1サイクルとし、中規模改修を何年で行うのかを考えなくてはなりません。この中規模改修をどう行うかで、生涯メンテナンス費用が変わってきます。その一番の要素が、足場です。足場代金は、結構大きなウエイトを占めるようなります。30年の間に、足場を掛ける階数を少なくするのが大切です。
例えば10年周期で考えてみましょう。10年目に足場を掛け、外壁の再塗装、コーキングの打ち替え、屋根葺き材の点検や再塗装・外部板金の再塗装を行います。そして20年めにも、同様の中規模改修を行います。そして30年面までに3回行われます。仮に耐久年数20年の外壁材を使用したとしても、10年目のコーキングの打ち替えや外部板金の再塗装の足場掛けは同じになります。しかし、仮に耐久年数15年の外壁材を選んだ場合、10年目に足場を掛け、コーキングの打ち替え、屋根葺き材の点検や再塗装、外部板金の再塗装を行います。その15年目には、足場を掛け、外壁の再塗装を行います。その5年後には、10年目に行ったシーリングの打ち替えや金属部分の再塗装の時期がきて、また20年後には足場を掛けて中規模改修を行うことになります。そうなると、10年、15年、20年、30年と4回も足場を掛けることになり、多大な費用が発生します。そんな事態を避けようと、5年を待たずに外壁を塗ってしまえば、15年耐久の性能を発揮することなく5年分を無駄にしてしまことになります。逆に15年目の外壁の塗装を無視し、20年目まで放置したり、10年目に必要であったh外部板金やシーリングの手入れをせずに、15年目まで放置すれば、構造部まで、ダメージが達し、よけい費用が掛かる恐れがあります。よってメンテナンスの時期を合わせていくことが重要になります。そのため、メンテナンスが必要な部材を列挙し、それぞれの中規模改修、大規模改修の時期を調べ、同じ期間で改修が必要なもので構成する、つまりメンテナンスサイクルを合わせることが、生涯メンテナンス費用を抑えることになります。戸建て住宅は、マンションに比べて管理費や修繕費が少ないと思われがちですが、実はそうではありません。10年年目の中規模改修、30年目の大規模改修を考えれば、相当な金額になることが考えられます。築10年を過ぎれば、新築時の住宅ローンの他にも、メンテナンス費用や、そのころになると、お子様の進学の時期とも重なることが考えられます。新築時のコストばかりに目がいきがちですが、入居後に掛るコストにも問題意識をもち、最小化していく工夫が必要と思われます。

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基礎パッキング工法のひみつ

床下点検口の欠点
昔の民家や農家では、束石と呼ばれる自然の石(花こう岩)の上に柱を立てて、柱を土壌から上がってくる湿気から絶遠させていました。このように束石によって持ち上げられた床下は、湿気がこもらず、風通しの良いものになっていました。その後時代を移り、日本では布基礎が普及し、コンクリートの上に直接土台を据え付けるようになりました。しかし、コンクリートは、自然の石とはことなり、湿気を含みます。一般にコンクリートが完全に乾くのには、およそ16年かかるといわれ、一方で木材は、最低2年で気乾状態となります。このため、土台と基礎が密着していると、土台は常にコンクリートから過剰な水分をもたらされることとなり、バクテリアや蛋白質など木材を侵す腐朽菌を生じさせることとなります。今日的な諸事情を考えますと、コンクリートによる基礎は、まず避けることができません。コンクリートが持つ性質を、木材(土台)が負わされるリスクをどのように補うのか??「基礎パッキング工法」はこのような背景から開発されたものです。また、束石からコンクリートに変更し、基礎で床下をふせげば、当然そこの空気は動かなくなり、床下に湿気がこもります。そこで、その湿気を排除するためには、床下に換気口を設ける必要が出てきました。床下換気口は、基礎の上部に欠き込みを設けて、そこから床下へ空気の流れを確保します。この為、基礎に入れる鉄筋が換気口によって分断されてしまい、基礎自体の強度も低下してしまいました。これに伴い換気口の必要最小のスペースとなり、換気口は、建物周囲の基礎に点状に配置されます。これですと、点から点へいわば、線上にしか、空気が流れない為、どうしても床下内部で換気ムラや局部では、換気が行われないということが生じてきました。

ねこ土台の復活
「基礎パッキング工法」では、土台と基礎に間に、スペーサーとなる特殊樹脂製のキソパッキンを約1m間隔で敷き、土台と基礎を絶遠することで、コンクリートの湿気が土台に伝わらないようにします。さらに、自然の風の流れや、温度差を利用し、風下側で発生する空気の吸出し効果によって、土台の全周からまんべんなく空気を取り入れ、床下全域で換気が行われます。「基礎パッキング工法」は、基礎の切り欠きを必要としないことから鉄筋を切断せずに済み、配筋も複雑にならすにすみ、施工効率の向上とコストダウンにつなっがていきます。このように換気口を設けず、基礎の全周から外気を取り入れる「基礎パッキング工法」は、換気性能を一段と向上させ、土台の耐久性を高めることができます。

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住宅の購入は、収納スペースを重視!!

この調査は、住宅の購入・建築を検討している人を対象に、検討にあたっての予算や頭金の状況、検討する物件の種別、検討にあたって重視する条件などを把握することを目的とした調査です。2015年の調査結果の一部を抜粋してご報告申し上げます。

住宅の購入、建築検討をしている人の仕様や設備に対する重視項目としては、「収納スペースが十分にある」がトップで32.1%

住宅の仕様や設備に対する重点項目(全体・最大10まで複数回答)

収納スペースが十分にある 32.1%
耐震性・耐久性・建物の構造がしっかりしている 31%
省エネ・創エネ(エネファーム・エコジョーズ)27.9%
キッチンの広さ 24.5%
キッチンの設備 24.2%
駐車場のスペースや数 23.9%
セキュリティ・防犯性能の充実 22.8%
気密性・断熱性が高い 22.0%
遮音性・防音性が高い 19.4%
外観などのデザイン 18.7%
リビングの広さ 18.4%
太陽光発電 18.3%
オール電化 16.9%
通風の良さ 16.8%
風呂の大きさ、設備 16.4%
対面式キッチン 14.4%
角地、角部屋 13.0%
和室がある 11.9%
将来的間取りが変更しやすい 11.4%
玄関収納・シューズインクローゼット 11.2%
リビングの窓の大きさ、数 10.9%
家事導線の良い間取り 10,9%
高齢者対応(バリアフリー、手摺) 10.4%
バルコニー、庭の広さ 10.2%
間取りの自由設計、複数間取りから選択できる 10.0%
内装のデザイン 9.9%
ペットと暮らしやすい 9.3%
パントリー(食品庫)などキッチン収納の充実 8.9%
リビング以外の部屋の広さ 8.7%

検討時の生活や暮らしに対する期待点としては、「日当たりの良い生活ができる」がトップで23.1%、「日々の生活がしやすい」が22.0%、「心のゆとりが得られる」が20.8%とづづいた

住宅検討時の生活や」暮らしに対する期待点(全体/5つまでの限定回答)

日当たりのよい生活ができる 23.1%
日々の生活がしやすい 22.0%
心のゆとりが得られる 20.8%
子育て・教育がしやすい 19.9%
居住にゆとりがある 17.8%
家族のだんらんが得られる 16.2%
買い物に便利である15.7%
安全な暮らしができる 15.0%
家事がしやすい 14.7%
仕事や通勤に便利 12.2%
プライバシーが守られる 11.9%
各方面にアクセスが良い 11.3%
ゆっくりお風呂を楽しめる 10.9%
親族・友人が呼べる 10.7%
静かな生活ができる 10.4%
インテリアを楽しめる 10.3%
ペットとの暮らしが楽しめる 9.9%
健康的な暮らしができる 9.7%
趣味を楽しめる 9.6%
ガーデニングができる 8.7%
シンプルで機能的な暮らしができる 8.3%
整理整頓しやすい 8.1%
料理が楽しめる 7.7%
高齢者が快適に暮らすことができる 7.5%
おしゃれな暮らしができる 7.2%
都心に近い 6.7%
見晴らしや眺望がいい 6.6%
親の面倒を見やすい 6.5%
休日を楽しめる 6.5%
時間のゆとりが得られる 6.3%

株式会社 リクルートカンパニー様の調査・データーより一部抜粋

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高齢期に求める住まいとは

高齢期における理想の住宅

65歳以上の高齢期に、どのような住宅に住むことが理想と考えるか聞いたところ、
「持ち家(新築・1戸建て住宅)と答えた人の割合が、40.9%、
「持ち家(中古・1戸建て住宅】と答えた人が8.2%、
「持ち家(新築・マンション)と答えた人が8.3%、
「持ち家(中古・マンション)と答えた人が、4.1%、
「民営の賃貸住宅」と答えた人が、2.8%、
「都道府県・市町村営住宅」と答えた人が3.2%、
「都市再生機構(UR)」、公社などの賃貸受託」と答えた人が、1.1%、
「高齢者向け住宅(サービス付き高齢者住宅、有料老人ホーム)」と答えた人が、16.7%、
「介護保険施設(特別養護老人ホーム)」と答えた人が、3.8%、
「いずれでもよい」と答えた人が7.8%となっています。
年齢別でみると、「高齢者向け住宅(サービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホーム)」と答えた人の割合は、女性で高くなっています。
年齢別にみると、「持ち家(新築・1戸建て住宅)」と答えたひとの割合は、60歳代、70歳代で高くなっています。

高齢期における理想の居住地

高齢期(65歳以上)における理想の居住地としてどのような場所であることを重視するか聞いたところ
「医療、介護、福祉施設へのアクセスの良いところ」を挙げた人が、78.7%と最も高く、以下
「日常的な買い物などを行う生活関連施設などへのアクセスの良い場所」が68%
「公共交通機関へのアクセスの良いところ」が65%
「地震、台風などの自然災害に対して安全なところ」が44.2%
「犯罪、交通事故などに対して安全なところ」が41.5%
「騒音、振動、大気汚染などが少ないところ」が37.8%の順になっています。(複数回答、上位6項目)
都市規模別にみると、「公共交通機関へのアクセスのの良いところ」と挙げた人の割合は大都市で高くなっています。
性別にみると、「医療・介護・福祉施設へのアクセスの良い場所」「日常的な買い物などを行う生活関連施設などへのアクセスの良い場所」「地震・台風などの自然災害に対して安全な場所」を挙げた人の割合は、女性で高くなっています。

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セカンドライフの向けて、60才代で住まいも再検討!!

少し前までは、30歳前後でマイホームを購入したら、高齢になるまで、ずっとそこに住み続ける人が多数でした。しかし最近は、定年などを機に、セカンドライフを考えて、住まいも、これからの生活も考えて、再検討される人が増えているようです。例えば、郊外の一軒家から、都市部のマンションに引っ越したり、都市部の人は、郊外の自然豊かな土地に住み替えたりするケースもあります。今の家に住み続ける人も、二世帯住宅に建て替えたり、夫婦2人の生活に合わせてリフォームする人が多いようです。60代は、まさに第二の住まい選びに向けて行動を起こす絶好の時期となっているようです。

⓵子世帯と同居で、孫育ヘルプ
老朽化した家をどうにかしたいと考える時期と、子世帯のマイホーム取得時期が重なる場合には、2世帯で住める家にたてかえるのもいいでしょう。親は、孫の面倒を見ながら楽しく暮らせ、子世帯も助かります。
⓶子世帯と近所で、老後も安心
60才以降は、通勤の距離よりも、子世帯の近くに住みかえれば、今まで以上に子世帯や孫との交流も増えることでしょう。住まいが近ければ、介護が必要になったときにも安心して生活できます。
⓷都心でアクティブ
仕事をリタイヤしたら、趣味の街歩きや、芝居、美術館巡りなどを楽しみたい!!そんなアクティブ派は、駅の近くなど交通の便の良いマンションなどに住み替えるのも、いいでしょう。外出が苦にならず、活動範囲がひろがることでしょう。
⓸暮らしに合わせて、リフォーム、建て替え
子供たちが、独立し、夫婦二人の暮らしになるなら、間取りをかえて趣味を楽しむ部屋をつくったり、リビングを広くすることも可能です。高齢期に備えて、バリアフリーや省エネへの改修も検討するとよいでしょう。
⓹住み替え
都会暮らしに飽きたら、郊外の自然豊かな地域に住み替えて、ゆったりとした暮らしを満喫するのもいいでしょう。地域によっては、移住者を歓迎し、住まい探しや、仕事探しを積極的にサポートしてくれるところもあります。

住みかえるなら、今の家の売却価格をチェック!!

住み替えを考える場合、今の家を売却して、その資金を次の家の購入資金に充てる方も多いことでしょう!!あたらに購入する住まいが、今の家の売却価格より、安ければよいが、そうでない場合は、せっかく描いたセカンドライフが、叶わぬ夢となってしまこともあります。住み替えの資金計画を練るためにも、今の家の売却価格の目安をつかんでおくことが重要と考えます。不動産の仲介業者に査定を依頼すれば、周辺地域の相場などを勘案して価格をだしてくれます。自分で調べるなら、不動産トータルサイトなどを参考にするのが、一般的です。国土交通省が運営する「土地情報総合システム」を使えば、検討している地域の実際の取り引きされた価格を調べることもできます。

今の家に住み続けるなら、建て替え または、リフォーム  !?

高齢になって、今の家に住み続ける場合、家の築年数などを考慮し、安全かつ快適に暮らすための建て替えか、リフォームを考えたいところです。建て替えとリフォームでは、必要となる資金が違うほか、選べるローンや税金面で利用可能な優遇措置も異なってきます。それぞれのメリット、デメリットの情報をあつめ、慎重に検討しましょう。

⓵建て替えが可能などうか法律を確認
現在の都市計画法や、建築基準法によって、再建築できない、または制限をうける土地もあります。例えば、道路に2m以上接していない為建築できないケースや、現行の建蔽率や容積率に照らし合わせると、今の家より小さい家しか建てられないケースもあります。
⓶それぞれにコストを確認しましょう!!
通常建て替えよち、リフォームのほうが、費用が安くてすむが、築年数が経った家は、費用がかさむ場合があります。
⓷建物の工法・構造を確認しましょう!!
木造住宅は、大きく分けると、軸組工法と、壁式工法があります。軸組工法は、設計の自由度が高く、増改築・リフォームもしやすいが、壁式工法は、構造体の壁を動かすことができない為、間取りの自由度が低くなります。建物の基礎や、耐震構造なども確認が必要となります。
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現代の2世帯住宅(親子同居)

2015年調査では、親と同居する場合、老後に子世帯と同居する場合のいずれも「風呂と台所が別々の2世帯住宅がよいと思う」人が多数派となっているようです。18才以上の人々に親子同居の価値観は、風呂や、台所の独立性を重視する人は多く、自分が親の立場で子夫婦と同居する場合には、こうした傾向が謙虚にみられました。このような価値観は、特に女性に多く、風呂や台所が、別々が良いと答えた人は、8割を超えています。
実際に、高齢期に一人になった場合の住まいについて、子世帯と同居を希望する人は、1割未満であり、経年変化でも減少しています。また同居を希望すると答えた人でさえも、女性では、風呂や台所が別々が良いと答えた人は、7割を超え、同居といっても風呂や台所は必要に応じて気兼ねなく利用できる環境を望んでいることがわかりました。これらの結果から、意識の面でも、子夫婦とは、別々に暮らすことが多くの人にとって、望ましい老後生活になりつつある今日、老後に子世帯と風呂や台所を共有で同居することは、特に女性にとって抵抗感の強い住まい方になりつつあります。
以上の結果から、高齢期を迎えた親が、さまざまな理由から最終的に子世帯と同居する場合には、特に親側のプライバシーや生活空間の共有に気兼ねに配慮し、風呂や台所をリフォームしたり、それらの使い方を工夫することが重要になってくると考えられます。経済的な理由や住宅の構造上の制約で、風呂や台所を別々に設けられない場合などにも、親が気兼ねなく過ごせる個室とともに、外出や訪問客を迎える上で、気を使わなくても済むように、外部との出入りのしやすさの工夫・配慮についても考えてみる必要があるのでは、ないでしょうか??

株式会社 第一経済研究所様のレポートより

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太陽光発電の買い取り、四国電力受け入れ上限達成す!!

四国電力は、太陽光発電の接続、契約の設備量が、再生可能エネルギー固定買取制度の見直しで、設定した受け入れ可能量の上限257万KWに達したと発表しました。これによって、今後新に発電事業者や一般家庭からの新規のお申込みにたいしては、無制限に発電抑制を求めることができるようになります。
受け入れ可能量の上限に達したのは、北海道、東北、九州電力に続いて4社目となります。事業者から先に発電抑制を求めるため、一般家庭への影響は限定的となりそうです。
四国電力が、受け入れ可能量に達したのは、平成28年1月22日。これまでは、年間360時間までの発電抑制が無補償だったのが、25日以降の新規お申し込み分からは、無制限に無補償となるようでうす。
固定価格買取制度は、東京電力福島第一原発事故を受け2012年7月より開始され、導入が比較的容易な太陽光発電システムが急増しました。電力の安定供給に影響が生じるなどとして四国電力は、2014年10月に、新規受付分の回答を保留し、契約を中断することがありました。そして、受け入れ可能量が確定した2015年1月より、新規のお申し込みを再開致しました。
2015年の太陽光発電の買取価格は、主に事業者が参入する10kw以上が1kw時あたり、27円、家庭が対象の10kw未満が1KW時あたり、35円となっております。2012年度の制度開始当初は、それぞれ40円と42円でした。3年連続の下落となっております。taiyouou

新技術(基礎断熱、3層ガラスサッシ、発砲ウレタン断熱)に考えるマイナス面!?

新しい技術を採用するときには、その性能ばかりに気を取られがちですが、マイナス面も冷静に見極め、対応する必要があります。
1. 基礎断熱
こう考えてみる!!
高気密・高断熱住宅を追及すると、今までの床断熱方式から、基礎断熱方式を採用を考えます。
床断熱方式では、床下は外気であり、室内への空気の質や湿気に気を配る必要はありませんでしたし、基礎パッキン工法による全周換気方式で、基礎内の換気計画に気を配る必要はありませんでした。
●基礎断熱方式になると基礎内の空気が、室内の空気を同一になり、どう循環させるか考える必要があります。また室内の空気を床下にいれて結露しないか?床下の空気を室内に入れて、空気環境は大丈夫なのか?いろいろ考える必要があります。
●中通りの基礎が基礎内の空気の流れを妨げ、基礎内の結露、カビの原因となることを防ぐ必要があります。シロアリの危険性への対策が必要になります。
2. 3層ガラスサッシ
こう考えてみる!!
ゼロエネルギー住宅(ZEH)実現に向けて、窓の高性能化がすすんでいます。
●トリプルガラスの採用が始まっておりますが、私には、その重さに、引き違い窓を現場で持ち上げることができません。お子様や年老いた方は、窓を開けることがおっくうになる可能性があるのではないかと思います。窓ガラスを外して、水洗いすることが難しくなると思われます。断熱性能以外にも、暮らし方も快適になるように、考える必要があると思われます。
3・ 現場発泡ウレタンによる吹付断熱材
こう考えてみる!!
●気密性と高い断熱性能を追求すると隙間なく充填できる発砲ウレタンの吹き付け断熱材ですが、耐火性能を期待できません。
今までだと、コンセントボックスの裏には、グラスウールがあり耐火措置になっていましたが、ウレタンでは耐火措置にならない為、火災時にコンセントボックスから、壁内に火が入ってくる可能性があります。新たに、背後に耐火の措置が必要になります。
●天井断熱方式から、屋根の野地下面への吹き付け断熱方式になることで、ダウンライトの裏面にあったグラスウールがなくなりました。よって、新たに耐火の措置が必要になります。
マイナス面にどう対応していくか!?を考慮しながら、採用していく必要があるようです。

リビングの写真をアップします

LDKは、工夫がもりだくさん!!お施主様との会話から見える日頃の生活を想像し、収納から素材までこだわっております。
キッチンは、使う動作を考えて、冷蔵庫、家電、食器類と同線を短くし、汚れやすい床には、テラコッタ調のタイルを採用しました。
IHクッキングヒータと、換気扇は連動しています。お料理が得意な奥様は、キッチンでも家電を使うことが多いため、コンセントも常備しました。おしゃべりしながら、お茶の準備ができるキッチン横カウンターで、楽しく会話が弾むことでしょう!!
リビングには、買い置き食品や日頃の生活用品を収納出来る天井までの棚板収納、季節ごとの日用品を入れ替えするためのクローゼットと収納量を増やしてあります。
床にはひのきの無垢材、天井にも杉の無垢材を張り、木の香りに癒される空間になってます。

下泉の平屋(~老いても楽しく暮らす家)

下泉に25坪の平屋が完成しました。バリアフリーはもちろんですが、毎日の家事同線を負担のないように設計しました。
無垢の檜材の床は、フィトンチッドの香りが気持ちも癒し、断熱性の高い窓廻りは、快適性を高めます。浴室の手すりは、クリナップのフルサポートバーにて、洗い場~浴槽まで一体型手すりを採用し、安全に考慮しました。後日、写真をアップ致します。

夏の暑さ対策は?

梅雨目前でありますが、紫外線が強くなり、今日も日差しが眩しいですね。昨年の夏の暑さを思うと、今からぞっとします。
先日、増築されたお客様のお宅にご挨拶に伺ったとき、窓に日差しよけをつけたいと相談がありました。その窓の上には、アルミ製の庇をもうけてありますが、やはり強烈な日差し対策には、もう一つ対策が必要なようですね!!今は、外につけるブラインドやサッシメーカーが日差しよけを割りと手ごろなお値段で提供しておりますが、手っ取り早いとこでは、ホームセンターに出ている日よけが、安くて便利なのでしょうか??たくさんのお宅で見かけますね!家の設計の段階で、もうひと工夫必要ですね。