トイレのリフォーム

トイレ床材使える?使えない?
1⃣トイレ床材を選ぶときのポイント
床材を選ぶときに絶対に抑えておくべきポイントは、耐水性がどの程度あるかということが1つ。
2つ目にアンモニアや洗剤への耐性です。特にトイレ床材用のフローリングには耐水コーティングはしていてもアンモニアや洗剤には弱い物もあります。購入前によく確認をすることが大切です。
3つ目に大切なのが掃除がしやすいこと。フローリングの溝やタイルの目地幅が広ければ汚れも溜まりやすくなりますので施工前に仕上がりサンプルをよくチェックしましょう。
そして最後に大事なのがデザインです。小さな空間ですが毎日利用する場所でもあります。落ち着いたお気に入りのデザインを選びたいですね。
2⃣フローリング
フローリングは他の部屋とのつながりを持たせることができるので統一感があり、スッキリと見た目も美しくまとまります。トイレ用に特殊コーティングが施してあるフローリングを使いますが、長年使っている間に水、アンモニアや洗剤などが便器と床の間に染みこみ数年で黒ずんだりすることも。
耐用年数は約10年くらいと考えた方が良いでしょう。木材によってはもっと短い耐用年数になる物もあります。事前に良く確認しましょう。また見た目をフローリングにするだけなら「ウッドプラスチックボード」という床材もあります。木粉を樹脂で固めた物で強度も耐久性も木材に勝るので使いやすくフローリングの床とほとんど違いない見た目で長く美しい状態で使えます。傷にも強く抗菌塗装仕上げにもなっているのでおすすめです。
3⃣タイル材
タイル張りのトイレはそれだけで高級感が漂いますね。水やアンモニアにも強く耐久性も抜群。小さなトイレに大判のセラミックタイルを1~2mmの目地幅で敷くことによって、空間を広く見せられます。施工期間とコスト面では他の床材に比べると高くつきますが、長い目で見れば一考の価値ありです。最近のタイルは抗菌加工も施された新建材がデザインや種類、カラーも豊富に出ているのでオシャレにこだわりがある場合にはタイルは一考する価値のある床材と言えるでしょう。
4⃣トイレ床の特性
トイレはいわゆる水周りの中でも特殊な場所と言えます。水汚れに加えてアンモニアの飛び散りやバイ菌の繁殖の心配もする必要があります。常に強い洗剤を使う場所でもありますね。また家人が病気になるとそのウイルスや菌が最も排出される場所でもあり、そのため床材にも抗菌仕様や水掃除のしやすさが強く望まれる場所と言えるでしょう。
さらに今の流行りとして廊下とフラットなデザインが好まれる傾向にあります。フローリングが人気の理由もそこにあります。
おすすめのトイレ床材
1⃣手軽でローコストなクッションフロア
トイレの床材を変える時に一番手軽でローコストなのがこのクッションフロアシートです。ビニール製だから耐水性も抜群、拭き掃除も簡単とあって、人気の床材です。色や柄も豊富にそろっていて、フローリング風な物からタイルやテラコッタ風な物までバリエーションの多さもポイントですね。
2⃣臭いや菌や汚れを防ぐ大判セラミックタイル
今トイレ床のリフォームで高い人気を誇るのがこの大判セラミックタイルです。光触媒によって汚れを分解するハイドロテクト製品は有機物の汚れを自動的に分解して空気清浄作用によってトイレ独特の臭いも解消してくれる上に水が溜まらず流れやすい、つまり汚れがつきにくく掃除がラクということで人気が高まっているのです。
3⃣フローリングとタイルのコンビ床
フローリングの床の一部分、特に汚れやすい所のみをタイル張りにしたコンビ床。家の床材のフローリングにどうしても合わせたい時には、こんな方法もあります。
段差部分がどうしてもそうじが面倒になりますが見た目の美しさと清潔さを両立させるには優秀な組み合わせです。それに素材の違う組み合わせはデザイン的にもおもしろいですね。
おすすめのトイレ床材
やはりせっかくリフォームするならお手入れがラクで長持ちする光触媒のセラミックタイルを使ってみたいですね。ちょっとお値段は高いのですが衛生面やそうじのしやすさなどを考えるとむしろお得かもしれません。
そこまでこだわらなくても良いならデザイン性の高さとお手入れのかんたんさからクッションフロアが安くてきれいでお手入れもラクなのでおすすめです。
トイレの床材張り替えどきっていつ?
毎日欠かさずトイレ掃除をしているのに、なんとなく床が薄汚れている感じがしたり、匂いが気になってしまったり、床材自体が消耗してしまっていたりするときは、迷わずに張替えをしましょう。業者に頼んでもトイレくらいの小さなスペースであれば、意外とローコストでリフォームできるのもポイントです。
トイレの衛生は健康のバロメーターとも言われています。すてきな床材できれいかつ衛生的なトイレで健康な暮らしを手に入れてください。
コツ・ポイント
トイレの人気床材はクッションフロアとフローリングとなっていて、最近はフローリングを望む人がかなり多いのだそうです。その一方でお手入れ簡単で低価格なフローリング調のクッションフロアを選ぶ人も多くなっているとのこと。また新素材もいろいろと誕生していて選びやすくなっています。トイレの床材は長所と短所をよく踏まえたうえで、ライフスタイルやインテリアに合うものを選びたいですね。